プロフィール

昭和58年『日本フルートクラブ会報』より抜粋 大勢集まって一本の棒のもと、さわやかな音を響かせるというのはちょっと快いものです。そこで、合奏団を作ることを提案します。 自分のパートは出来る限り練習してくる。相当な初心者でも一生懸命やればお邪魔しない程度に協力できるでしょう。この世に限りなく存在する“他人のせい” で上達の道を閉ざされているベテランの方々も、往年の充実感を取り戻し、何度か恥をかいているうちに、真の上達の道が開けるかと思います。

フルートを楽しみ上達すること、メンバーとのコミュニケーションを楽しむことを目的に、昭和58年秋、日本フルートクラブの会員を中心に日本フルート合奏団が設立されました。 以後毎月一回、現在は総勢20人前後の職業・年齢もさまざまな人たちが集まり、合奏をしています。人の音を聴き、音程を気にするようになり、全体の響きを聴き、合奏の厳しさ・楽しさを体感しています。そして2年に一回、演奏会を開いています。

この合奏団はフルートオーケストラです。 近年ちょっとしたブームとなっているフルートオーケストラ。管弦楽では弦楽器・管楽器・打楽器が一体となって音楽を奏でますが、フルートオーケストラは、フルート属の楽器のみで構成されています。現在の当団の楽器編成は、ピッコロ・フルート・アルトフルート・バスフルート・F調バスフルート。これらの楽器が一斉に音を出すと、ストリートオルガンのような軽やかながら充実したサウンドが楽しめます。
その他、団員有志で集まって、かわいい小曲を演奏したり、本格的な作品に挑戦したりしています。
設立母体となっていた日本フルートクラブが平成12年に活動を停止し、以来、日本フルートクラブ合奏団の位置づけを検討してきました。平成14年、(有)日本フルートクラブ出版が新組織として立ち上げられたのを機に、日本フルートクラブ合奏団は日本フルート合奏団 として新たに出発いたしました(平成14年9月)。新しい団体名は、「フルート合奏のパイオニアとしての誇りを持ち、より一層精進していこう」という気持ちをこめて命名しました。
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